【CoC7版】蛍【ソロシナリオ】

■本編

【あなたは目を覚ます。辺りは金色の稲穂に囲まれた丘だった。体が重いような、それでいて軽いような不思議な感じに襲われる。まともに歩くこともままならない。】

HP最大値→3
状態異常 重傷
SANc1d3/1d6

目星→どこまでも金色の穂波が続く丘だ。
目星ハード→米の品種が分かる。ササニシキだ。食べればビタミンミネラル食物繊維が得られるだろうがこれは生米だ。食べられない。
目星イクストリーム→ハード情報に加え、どこか違和感を覚える。
目星クリティカル→イクストリームまでの情報に加え、この世の米ではないことが分かる。

聞き耳→なにも聞こえない。
聞き耳ハード→かすかに「お米美味しい…」という子供の声が聞こえた。
聞き耳イクストリーム→ハード情報に加え、その声は前方から聞こえたように感じる。
聞き耳クリティカル→イクストリームまでの情報に加え、実はおっさんが出した高い声なのではないかと気づく。

【ふと、遥か前方に多数の人影が見えることに気がついた。皆あなたに向かって手招きしているように見える。あなたは誘われるまま、ふらつく躰で歩き出す。多数の人影には影がないようだ。あなたは天候を確認するだろう。しかし空は虹色の光に覆われていてなんだかよく分からない。】

SANc1/1d2

どんなに探索しても全ての答えは「不明」である。探索者には何も情報を開示しないこと。

【あなたはふらふらと人影に近づいたが、川に遮られる。とても深いようだ。】

水泳→成功失敗に関わらず振った時点でロストエンドA溺死へ

自然→とても深く、川の水はどろりとしている。
自然ハード→川の水はどろりとしているものの透明である。触れるならあなたの指は溶けてしまうことだろう。SANc1d2/1d4
自然イクストリーム→ハード情報に加えてこの水は強酸性であることが分かる。
自然クリティカル→イクストリームまでの情報に加えて、この川はいわゆる三途の川では「ない」ことがわかる。


【意識が暗転する。あなたは再び目を覚ます。先程までの光景は夢だったのか?いや、それにしてはおかしい。先程までの光景によく似た川が目の前にある。そして橋の代わりだろうか、川岸には門が3つ並んでいた。どれかを潜らねばならない。そんな使命感に駆られることだろう。門はどれもピタリと閉じられている。あなたは左、真ん中、右、どの門を潜りますか?】

どの門にも目星聞き耳情報はない。何故かはっきりと視認できない、なんの音もしない、などとするとよいだろう。左、真ん中、右のどの門を潜ろうと分岐はない。めんどくさいもん。


【門…扉を開き潜ると、あなたの背後で通ってきた門は砂となり消えた。あなたの目の前には枯れ木と砂の世界が広がっている。辺りには蛍が飛び交う道がひとつだけ続いている。あなたが歩み始めると、後方の枯れ木が燃えだす。重傷を負っているあなたは走ることができない。途方に暮れていると虹色の光があなたを誘導する様に前方を照らした。進みますか?】

進む→次の描写へ
進まない→ロストエンドB焼死へ


【枯れ木の森とでも言える光景を抜けると、虹色の光は消えた。辿り着いた先には大きな影がひとつ。それは飛び交う蛍を次々に食らっていた。】

SANc1d3/1d3+2

【いつの間にか辺りは暗くなっている。しかし遥か彼方に金色の穂波が見える。そこまで行けばこのよく分からない場所からも解放されるかもしれない。また大勢の人に会えるかもしれない。あなたはそう考える。歩き出すあなたに沢山の蛍が付き纏い、灯りとなる。暗い道もこれでなんとか歩くことが出来そうだ。しかし、その時あなたは気が付いてしまう。この沢山の蛍は霊魂だと。】

SANc1d6/1d10

【気分が悪くなる。あなたはそれでも進んでいく。蛍は凄まじい速度で飛び交い冷たい光となる。やがてあなたは金色の穂波の丘へと辿り着いた。凄まじい速度で飛ぶ蛍は光重なり、川へと掛かる橋となる。渡りますか?】

渡らない→ロストエンドC自死へ
渡る→次の描写へ


【蛍は1つ増え、1つ消えてを繰り返す。あなたにも影がない。今更ながら気が付いた。あなたも現実世界では瀕死の重傷を負っている。きっとそうに違いない。あなたは確信する。一体人は誰のために生き、死んでいくのか?ふとそんなことが頭をよぎった。蛍の橋を渡る人は多い。皆影はない。ここでこのまま夜明けを待ちますか?それとも橋を渡る人々に何か問いかけてみますか?】

夜明けを待つ→ロストエンドD衰弱死へ
問いかける→次の描写へ


【あなたは橋を渡る人々に向かって叫ぶ。しかし誰一人としてあなたに返事をする者はいなかった。ただ手招きをしては溶けていくのだ。】

SANc1/1d3


【橋を渡った先は坂になっていた。あなたは坂を登る。金色の稲穂が光る。最初の光景と変わらず。そして飛び交う蛍は、1つ増え、1つ消えを繰り返す。】

目星→どこまでも金色の穂波が続く丘だ。
目星ハード→米の品種が分かる。ササニシキだ。食べればビタミンミネラル食物繊維が得られるだろうがこれは生米だ。食べられない。
目星イクストリーム→ハード情報に加え、どこか違和感を覚える。
目星クリティカル→イクストリームまでの情報に加え、この世の米ではないことが分かる。

聞き耳→なにも聞こえない。
聞き耳ハード→かすかに「お米美味しい…」という子供の声が聞こえた。
聞き耳イクストリーム→ハード情報に加え、その声は前方から聞こえたように感じる。
聞き耳クリティカル→イクストリームまでの情報に加え、実はおっさんが出した高い声なのではないかと気づく。

生還エンドへ